2016年4月22日金曜日

国立新美術館で、三宅一生展が開かれています。
三宅氏は、1960年代にパリでジバンシィの弟子として服装デザイナーの道をスタートさせ、70年中には日本で作品を販売する店を開店していました。
私が一生デザインの洋服を身につけるようになったのはそのころです。

三宅氏は、洋服は体を包む彫刻と考えていたと確信しています。着心地の良さよりデザインの効果が主題であったと思います。どこに着ていけるかなどの心配より、それを身に着けた時、どれだけ美しい形が作れるかが問題だったと思います。
今回の展覧会では、まさに洋服と言うよりボディを介しての布を使っての形作りを見ることになるのでしょう。そんな観点からみると、プリーツの入った布を自由自在に切って形の美しさを追求したことがよく判ります。
三宅氏は、2次元の布を3次元の洋服にワンタッチで変容することにも、彼独特の芸術性を見いだすことが出来ます。日本の伝統的「着物」もたたんで、綺麗に2次元にして箪笥に納めてしまいます。洋服もたたみかたの工夫に依って2次元にする作品が展示されています。
折りたたんだ和紙を立体に広げた照明器具も展示されています。

田中一光、横尾忠則などの作品を取り入れ、三宅氏の作品にしたものも見ることが出来ます。コラボレーションとして、他のアーティストのモチーフを用いて、三宅氏の作品として生かされています。
今回の展覧会のオープニングに際し、三宅氏はフランス国が与える最高の勲章「レジオンドヌール勲章」を授与されました。

2016年2月17日水曜日

日本においては、これからはますます高齢者の人口が増加するとよく聞くことです。

マンション管理をしている会社がグループ内にありますが、その中にサービス付き高齢者住宅(サ高住)もあります。
高齢者の方は一般的にテナントとして避けられる傾向にありますが、この高齢者相手の住居でも保証人のない人は入れません。
一番需要のある方々が入居できないのではお気の毒です。
弊社のグループにNPOがありますが、このNOPを通して保証人のない・身寄りのないご老人の老後の日々のお役に立ちたいと思いつきました。
NOPは、資金作りから始めないといけないので、すぐにどれほど活動できるかは不明ですが、なるべく早い時期に開始したいと願っています。

私は2匹の可愛いワンちゃんを飼っています。ペットを飼った経験をお持ちの方はお分かりになると存じますが、「可愛くて仕方がない!」というお気持ちだと思います。
身寄りのないご老人でペットを飼っていらしたら、ぺットの最後も心配されるでしょう、飼い主に残されたペットちゃんのお世話も引き受けられたらいいと思っています。
そしてきっと一緒にお墓にさえ入りたいと願われるのではないかと推察します。

このNOPは本来ペット共生研究をすべく立ち上げました。
みなさんペットちゃんとの共生は上手にされていて、このNPOの立ち入る場は余りありませんでしたが、今回は役に立つことができるかと期待しています。