2018年9月20日木曜日

長い歴史を持つ日本では、7世紀に造られた美しい美術品もたくさん存在します。
それらが作られた時代には、実用品として扱われたのでしょうが、時代の経過と共に、美術品として見られています。
実際に日常的に使用されていたであろう縄文土器、弥生土器等がその典型でしょう。

平安時代には、万葉仮名から発した美しい叢書の掛物がごく少数ですが、今も国宝として残っています。
万葉仮名は、中国から輸入された漢字を日本のアルファベットにした当て字でしょうが、それで書かれた万葉集は貴重な歴史的、且つ美術的資料です。

日本への布教を基に入ってきた仏教も、それは美しい仏像を多数今日に残してくれています。
奈良、京都の寺院に行けば、その美しいお姿をお参りすることが出来ます。
仏様の像は、崇拝の為に作られたのですが、現代では、むしろ美術品の色が濃くなったように思われます。

時代は、ずーっと下りますが、16世紀の江戸時代には、庶民の間に浮世絵が人気を呼びました。
ヨーロッパに渡って、それが印象派の画家たちに大きな影響をあたえたのは、素晴らしいことと言えます。

そんな美術品を、私達はもう一度心にしては如何でしょうか。。。