2019年4月4日木曜日

皆さんも同感されたことと思いますが、「令和」と言う新元号は、日本の万葉集由来の言葉の美しい意味と響きを持っていると感激しました。

万葉仮名は、古来、日本最初の格式高い文字として、平安時代の和歌には教養のある人の間で使われました。今日残っている万葉仮名の古美術は、稀に美術館の展示にみられる位しか鑑賞できるチャンスがありません。
50年近く以前に、ある骨董屋さんで、万葉仮名のきれいな書の掛物が「売り」でありましたが、偽ものだとか言う人もいたりして躊躇しましたが、なんと美しいと思ったものの、私の無知さから見逃してしまったのを思い出します。

「令」の字は、6通りの書き方があり、どれでも正しいとか、そんな漢字も珍しいでしょう。
「令」の意味も、いろいろあり、それぞれ受け取る人の解釈で、ますます神秘的にさえ考えられます。極簡単な例は、「礼儀正しい」、「秩序」、「良い」、「尊敬」、「清らかで美しい」、「喜ばしい」、「お告げ」、等々、日本語の美しさを凝縮している様に思えるのは、私だけでしょうか。

「令和」の意味は、外務省は「Beautiful Harmony=美しい調和」と言う趣旨を示し、海外では秩序と平和、調和などと報じられ、アメリカのプレスでは「auspicious peace(幸先の良い平和)」と伝えているところもあり、またネガティブに報じているプレスもあるようで、理解不足でしょうか?